予約1
整体リラクゼーション『スマイルボア』で働く主人公直江友厚。院長は40代とは思えない若々しいダイナマイトレディ猪野明穂。そんな2人が仲良く働いていると、今日最後の予約のお客様が何とも怪しい格好をしていた。
そのお客様は絵留札（えるふだ）という名前で、ニットを被って隠しているが人とは思えない尖って長い耳を持っていたり、「森から来た」と発言したりする。直江は確信した、「この人は人間ではなく、エルフだ」と。
だがエルフとは言え危害を加えらたと言う訳では無いので、直江はいつも通り施術を開始する。施術中、喘ぎまくる絵留札さんに直江の手にも力が入る。反応が面白く、本気を出してしまった直江に対して、耳もパンツも出して痙攣している絵留札。
施術後、絵留札はあっさり自分が異世界から来たエルフだと自供した。そしてこの世界のフライドポテトにハマってぽっちゃり体型となってしまい、それが原因で異世界へのゲートを通って家に帰れなくなってしまったと言う。
絵留札のダイエットに直江が協力することとなり、一ヶ月後に絵留札は元のスリムな体型に戻ることが出来た。
絵留札が異世界に帰り、少し寂しさを覚える直江。二度と会えなくなった絵留札を思い出し、ひとりファーストフードチェーンに足を運ぶ。
するとそこにぽっちゃりに戻った絵留札の姿が。どうやら異世界の行き来はそれ程大それたことでは無いらしく、フライドポテトへの欲求に負けて人間界に戻って来てしまったらしい。
予約2
直江と絵留札はコンビニで働くダークエルフ黒枝と遭遇する。
エルフとダークエルフは昔からソリが合わないらしく、会って速攻いがみ合う2人。
直江はエルフの仲間と勘違いされて攻撃されそうになる。中立を保つため、黒枝の身体の悩みも聞くことにする。
魔術行使の際の衣装に着替えた黒枝。衣装から駄肉がはみ出し、ついには破けてしまう。このせいで魔力が低下して、使い魔のゴーレムも一体しか出せなくなったと言う。
黒枝の身体を長時間の立ち仕事と運動不足による”むくみ”が原因と診断した直江は足のマッサージをする。
そして運動不足解消のためにスクワットについて指導。これにより、黒枝の足の疲れも取れることができたが、ズボンが破けてパンツが丸見えに。
黒枝も直江の整体師としての実力を認め、コンビニの勤務中に意識してスクワットを続けているらしい。
予約5
院長の猪野の誘いでスーパー銭湯に行くことになった絵留札と直江。どうやら最近その銭湯で夜中鬼が出るという噂が流れているという。
鬼の真相を確かめに施設を見て回ると黒枝に遭遇。
黒枝との多少のいがみ合いはあったものの、ダイエットに効果があるサウナに向う絵留札。
そこにはビール腹を気にするオーガの男鹿の姿が。
その男鹿とこの後の食事代を賭けて我慢比べをすることになった絵留札。だが、サウナの入り方すら知らない絵留札は乾杯。大酒飲みの男鹿の食事代を払うことになってしまう。
りんりんたぬき
旅先の寂れたバス停で不思議な少女に出逢う。その子の頭には耳のようなものと葉っぱがついていて腰からは尻尾が出ている。
彼女もこちらを不思議そうに見ながら「なんで葉っぱないんですか？」と尋ねてくる。どうやら同族と思われているようで、人間だと伝えると泣きながら逃げて行った。
結局、その後バスは来ず。調べてみたら、そのバス停は数年前に廃止になっていたらしい…
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